畜産

From Vintage Story Wiki
Revision as of 11:15, 27 September 2021 by Kengo700 (talk | contribs)


Chicken-with-trough.png

Vintage Storyには、ワールドを放浪する動物の一部を家畜化することができるゲームメカニズムがあります。動物を家畜化するにはオスとメスを最低でも1匹ずつ捕獲し、「監禁」した状態で子供を産ませる必要があります。世代を経ることで動物の行動は変化しますが、イノシシとオオツノヒツジは家畜化しても攻撃されれば攻撃的になります。

世代による変化

産まれた子供の世代には母親の遺伝のみが影響し、父親は考慮されません。例えば3世代目のメスと4世代目のオスがいる場合、子供は常に母親の次の世代となり、4世代目になります。

  • 3世代後
    • 動物は肉切り包丁でほぼ即座に殺すことができるようになります。
  • 10世代後
    • プレイヤーが近づいても、寝ている動物は起きません。
    • 攻撃的な動物は中立になり、刺激したときだけ攻撃してくるようになります。
    • 動物はプレイヤーから逃げなくなります。

バージョン1.14には、家畜の世代を変更するテスト用のコマンド/debug setgen [number]があります。設定したい世代を「number」で指定します。

動物を動かす

バージョン1.4の時点では、野生の動物を捕まえたり、家畜化した動物を移動させたりするための、リードのような手段はありません。

野生動物を捕まえる

野生の動物を捕まえるには、2つの方法があります。


  1. アクティブな方法:イノシシ/ブタやオオツノヒツジを弱い攻撃で挑発します。イノシシやヒツジはお返しにプレイヤーを攻撃しようとします。プレイヤーが逃げると、動物たちは短い距離を追いかけてきます。この行動を利用して、注意深く準備した囲いに誘導することができます。メスのブタやヒツジは、オスのブタやヒツジについていきます。動物の群れに出くわした場合は、オスだけを敵に回せば、メスは自動的についてきます。野生のニワトリは常にプレイヤーから逃げようとしますが、この特性を利用して囲いの中に追い込みましょう。
  2. パッシブな方法:捕獲する動物の近くで、少なくとも2ブロックの深さの穴を掘り、その中に餌の入った餌入れを置きます。動物が落とし穴に落ちるのを待ち、落とし穴を動物の囲いに変えます。あるいは、この落とし穴に野生のニワトリを追い込むこともできるでしょう。

家畜化した動物を移動させる

Animal funelling.PNG

飼育を進めて10世代を過ぎると動物はプレイヤーへの恐怖心を失い、逃げさせたり挑発して追いかけさにくくなるため、動物を移動させるのが難しくなります。 そのため前述の方法の代わりに「漏斗テクニック」を使うことで、動物を移動させたり、前の世代を淘汰するためなどの必要に応じて分離させたりすることができます。
これを実現するために、少なくとも1つの餌入れ、大量の柵と動物に適した餌が必要になります。そして元の囲いから次の囲い(またはその間の停留所)まで通路を作ります。新しい囲いに餌入れを置き、通路の両方を開きます。必要に応じて通路に柵を設置できる位置に待機しておきましょう。
動物たちは元の囲いから餌入れに向かって歩き始めますが、動物同士を引き離すための柵を設置するのに十分な時間とスペースがあるはずです。餌入れをどこに置くかによって動物たちの歩く方向が変わり、プレイヤーが介入して動物たちを群れから引き離す機会がさらに増えるでしょう。
もうひとつの便利な移動テクニックは「水」です。気をつけるべきなのは、水は動物を持ち上げてしまうので、一段の柵にも登れるようになってしまうことです。

飼育

動物を飼育するには飼料を食べさせなければなりません。餌入れに枯れ草8個か穀物2個を入れることで、動物に餌を与えることができます。オスとメスの両方を、飽和するまで食べさせる必要があります。飽和度は動物を見たときのブロック情報HUDに表示されます。また動物の体重や世代、繁殖や搾乳の準備ができているか、暗闇で消えてしまう可能性があるかなども確認できます。
動物は0.6ブロック離れたところから飼料を食べることができ、最大10ブロック離れた状態で交尾することができます。

オスの飽和度は表示されませんが、交尾するには少なくとも1.0の飽和度が必要です。飽和度は徐々に減少していくため、平均して最低でも2回の食事(飽和度1.0を与える食事)をしないとメスと交尾できません。交尾の後、オスは飽和度1.0を失い、メスは種類によって最大10の飽和度を失います。

ブタ

イノシシ大きな餌入れに入れた動物用飼料を食べます。雌豚は交尾の準備が整うまでに満腹度が10必要です。母豚はゲーム内時間で25日の妊娠期間を経て、一度に複数の子豚(4~6匹)を産みます。複数の雌豚を同時に繁殖させた場合に発生する「ピッグプロージョン」に対応できるよう、囲いの大きさには十分注意してください。子豚の成長には158時間必要で、75%の確率でメスに、25%の確率でオスになります。母豚は再び繁殖できるようになるまで6~11日間の「クールダウン」の時間が必要です。
イノシシ(場合によっては雌豚も)は近距離にいるとプレイヤーを攻撃しますが、10世代後には消極的になります。

ヒツジ

オオツノヒツジ大きな餌入れに置かれた動物用飼料を食べます。餌入れには枯れ草か穀物を入れられ、ヒツジはどちらも食べます。雌羊は満腹度が10になると交尾に応じるようになります。雌羊は20日間の妊娠期間を経て一度に1匹の子羊を産み、オスメスの確率は半々です。子羊は336時間かけて成長し、雌羊は4〜11日の休暇を経て再び繁殖できるようになります。
オスのヒツジ(ときにはメスも)は、近距離にいるプレイヤーを必ず攻撃しますが、10世代ほど繁殖させると攻撃しなくなります。

ニワトリ

ニワトリ小さな餌入れに置いた穀物しか食べません。雌鶏は満腹感が6に達すると交尾の準備が整います。今のところヒヨコより卵が先ではなく、他の動物の子のように現れます(訳注:現バージョンではヒヨコは卵から生れるようになっています)。雌鶏の妊娠期間は9日間で、1〜2羽のヒナが生まれ、次の妊娠まで6〜9日間の「クールダウン」が必要です。ヒナは168時間後に成長し、90%の確率で雌鶏に、10%の確率で雄鶏になります。
雌鶏はゲーム内時間で8~15日ごとに地面に卵を産みます。この卵は調理した料理に使用でき、新しいニワトリの繁殖には影響しません。卵は2日で消えてしまうので、定期的に回収する必要があります。

採取と解体

採取

家畜や野生の動物は、殺して肉や未加工の皮を採取することができます。

  • 採取するには、ナイフを持った状態でスニーク+右クリックで動物を解体する必要があります。
Note:この方法で入手できるアイテムの量は、動物の体重によって変わります。

搾乳

出産したばかりの雌羊のツールチップ

雌羊は出産から21日間乳を分泌します。ツールチップが有効な場合、雌羊にカーソルを置くと、乳を分泌しているかどうかが表示されます。世代に関係なく乳を分泌しますが、搾乳の仕方は少し異なります。

  • 0~1世代:バケツを持った状態で右クリックを押し続けると雌羊が苦痛を感じ、その日はも乳が出なくなってしまう可能性があります。一番良い方法は、まず右クリックを押し続け、雌牛がバケツを拒否するほど痛みを感じたら離し、リラックスするまで数秒待つことです。適切に搾乳できるようになるまで、このプロセスを繰り返します。
  • 2世代以降:バケツを持って雌羊を右クリックするだけで簡単に搾乳できますが、どれほど家畜化しても5%の確率で苦しがる可能性があります。
Note:乳を分泌しているとしても、毎日は搾乳できません。これはツールチップで確認できます。

牛乳はバケツからボウルで取ってそのまま飲むか、樽でチーズを作ることができます。

生き物の体重と暗闇

新規プレイヤーが混乱する可能性のある畜産の要素は、生き物の体重暗闇のメカニクスです。

生き物の体重

ブロック情報HUDには「生き物の体重」というプロパティが表示されていて、その範囲は「良い」、「普通」、「悪い」、「飢餓状態」の4つです。生き物の体重が低いと、殺したときにドロップするアイテムが少なくなります。これは冬場や寒い地域では問題となり、家畜からの採取量が大幅に減少してしまいます。動物に十分な餌を与えることで、体重の減少を防ぐことができます。

暗闇

多くの動物は暗闇に長くいると消えてしまいます。プレイヤーはブロック情報HUDを見ることで、動物が消えるかどうかを確認することができます。日光だけでなく、オイルランプやランタンなどの光源も、動物が消えるのを防ぐことができます。これは、動物が殺される以外でデスポーンする唯一の方法です。

他の生き物

を飼い慣らすことはできませんが、養蜂の技術を使えば、蜂を「管理された環境」に置くことができ、すべて殺さなくても生産物を採取できるようになります。

キツネウサギハイエナアライグマオオカミドリフターローカストは家畜化できないため、死骸から採取するためには捕獲したり狩りをしたりしなければなりません。

キツネ、ウサギ、ハイエナ、アライグマ、オオカミは肉、脂肪、皮、などを獲ることができます。ドリフターを狩ると亜麻錆びた歯車テンポラル・ギアが手に入ります。しかしローカストはドロップがないので、採取の邪魔にしかなりません。


{{{title}}}